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電車に揺られて聴く曲

“新アルバム出てました” 
大橋トリオ&上白石萌音のデュエット 映像もなかなかかわいい。



最近、週末は実家に通うことが多くなり、土曜の夕方には、瀬戸内海の夕景を見ながら電車に揺られ、家路につく、というパターンが多くなってきました。
普段、音楽は家で聴く派なんですが、車中、ちょっとリラックスしたくて、イヤホンで音楽でも聴いてみようかな、と久しぶりに思いました。
そうなると、大橋トリオがレパートリーに入って来ます。わたし、古いのしか持ってないんですが、よく考えたら、彼の曲をよく聴いていた10年前、やっぱり帰りの通勤電車の中で聴いていたなぁ、と思い出しました。その後、通勤に電車を使わなくなってからは、ずっとご無沙汰してました。
あまり声が主張ししていないので、リラックスしたい時、そして車窓からの風景などの、「日常の屋外」に、すごくマッチするタイプ。
先日も、電車から瀬戸内の夕景を見ながら「Lady」を聴いたら、なんだかすごく癒されました。

“Lady”


そういえば、最近はどんなの出してるのかな?と思ってネットに行ってみたら、最近アルバム出してたんですね。NEW WORLD、よさそうなので、ちょっとダウンロードして、また電車内で聴こうと思います。

| 音楽 musica | 15:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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SAM AMIDON by Sam Amidon



昨年、ネット経由でこのミュージシャンの存在を知りました。思い切りアメリカン・カントリーミュージックのバンジョー弾きの人のようで、そっち方面は、自分のテリトリーではない。でも使う音がおもしろいなぁ、様子見かな、買うほどじゃないな、と思っていました。
久しぶりに情報を見たら、昨秋新アルバムを出していたので、試しに聴いてみたら、なんかセンスいい。まさか、自分が、アメリカンフォークソングみたいな、バンジョー弾きの人のアルバムを買うとはね…と半ば驚きながら、ネットでポチりました。(来るまでに数週間かかった。たぶん、日本に在庫がなかったのかな。)

読めないライナーノーツの英語を、それでもちょっと読んでみると、どうも、1曲を除く全ての楽曲はトラディショナルで、古いものを、自分でアレンジしたようでした。歌詞も、古い音楽に、別の古いものをあてがったり。
自身のティーンエイジャー時代に、両親からプレゼントされた音楽や、子供のころに身近にあった曲、つまり、自分を形作った、思い入れのある音楽たちを再構成して出したアルバムのようです。
だから、アルバムタイトルも、自身の名前なんでしょうね。

古いオリジナル曲を2個ぐらい聴いてみましたが、Sam Amidonバージョンは全然違ってて、とても現代風になってカッコよくなっていました。選ばれた曲たち(1920年代や1960年代のがありました)は、例えばJ-popみたいな、AメロからBメロというような展開がなく、ほとんど同じフレーズをくりかえしているだけのものが多かったのですが、それでも、ギターやらバンジョーやらエフェクトやらがカッコいいのです。で、次の曲は同じイメージにならないように、とても考えて構成してあるなぁと思いました。流れがいい。たった9曲で、それぞれがそんなに長くないので、アルバムとしてはとても短いですが、家でずっと流しながら、本読んだり家事したり。そういうなんの変哲もない日常が、ちょっと輝いて思えるようなアルバムでした。すごくリラックスできます。

力の抜けたボーカル、楽しそうなメロディーでも、ちょっと乾いた淋しさもありますね。(わたしは本当に「乾いた淋しさ」に弱いんだな。)
英語が得意ではないので、調べる暇もないのですが、詞によってはおもしろいのがありそうです。
昔の歌でしょうね。「ジョージ・バックは死んだ。最後の言葉はこうだ。自分のパンにショートニングは入れるなよって。ジョージ・バックは死んだ。最後の言葉はこうだ。カミさんの思うようにはやらせるなよ。そうさせたら、1日中帰って来やしないだろ。」みたいなのがありましたよ。
これからゆっくり覚えていきたいと思います。(ちょっと、プライベートに暗い影がのびてきたので、できるかなぁ、でもできるだけ聴いていたいです。)
レーベルはNonsuch。このレーベル、Tigran Hamasyanもそうなんだけど、よさそうで注目したいです。

| 音楽 musica | 00:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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インスタレーションと音楽

SNS上で交流のある、インスタレーション活動をしている外国の方がいまして、最近、いくつかお気に入りの音楽を挙げてらっしゃったんですが、なかなか日本の音楽に詳しいなーと思うと同時に、けっこう好みが重なる部分があるかも、と思いました。
音楽の表現が多岐多様に別れ、それを聴く手段がお手軽になった現在では、昔と違って、自分と趣味が重なる人を探すのは至難の技になりました。ちょっとでも重なるところがあれば、それは合うほうで、まったく合わない人のほうが多いくらいだと思います。

その方が挙げられているテクノ、アンビエント、J-POPなど、何曲か聞いてみて、インスタレーションを発表する展示会場で、こういうの流したらカッコイイだろうなぁ、と思いました。ご本人にそんな気があるのかどうかはわかりませんが。
ただ、自分自身の数少ない経験では、美術館でのインスタレーション展示で、音楽込みの表現ってあまり記憶になくて、音楽が入ったら、もうそれ、美術の枠を超えるんじゃないかな、演出になるのかな?総合芸術になるのかな?と疑問に思いました。音楽が入るってことは、鑑賞者の想像による音的な部分は絞られてしまうわけですけど。
でも、アリみたいですね。〈美術手帖 インスタレーション〉


自分はインスタレーション創作をやったことないから考えたことがなかったのですが、あまり聴かないけど、インスタレーションに映える、(これもインスタ映え?)といったら、テクノとかアンビエント音楽と相性はよさそうだよね、と思いました。

ここから、それをきっかけに聴いてみたアンビエントの話になります。
テクノはいくつか聞きますが、アンビエントは全然聴かないなぁ…でも、そういえば、ひとつだけ、「これアンビエントかな、なかなか良い」と思った楽曲があったのを思い出しました。
それは、映画「BABEL」のサントラに入っていた、Gekkohという曲。サントラって、思いがけないものに出会わせてくれることがあって、いいですよね。Susumu Yokotaさんという方の曲で、調べたら、残念ながら5年前に早逝されていました。せっかくなので、Gekkohが入っている「Sakura」というアルバムを聴いてみましたが、なかなかよかったです。
メロディーの繰り返しが多く、J-POPみたいに、Aメロ-Bメロ-Cに行ってAメロに戻るという構成以外が好みでない人には合わないと思いますが、独特の雰囲気があります。


“Gekkoh” BABELのサントラの中にあった1曲です
どのシーンだったんだろう


この曲、情景が浮かんでスゴイ。以下、私が描くイメージ
夜、黒い雲間から月が顔をのぞかせた。明日は合戦か。遠くで漁火か、篝火が勢いよく燃え盛る。太鼓の音がどんどん大きくなって、舞を激しく舞っている者たち。がぜん気は高ぶる。月は煌々と、でも静かに下界を見ている。


“Sakura” アルバムです


好きなナンバーとその印象
1曲目 Saku 繰り返しばかりだけど、アーティスティックな空間で聴いたら夢見心地になりそう。
6曲目 Gekkoh 上に書いた通り。
9曲目 Kodomotachi センチメンタルな旋律に、ちょっと昔の歌謡曲的な香りがあると思う。ボーカルがなんと言っているかは全然わからないけど、とにかく耳に残る。「子供たち」というのは、幼かった過去の思い出か。

発表から20年経っても、全然古びないですね。

| 音楽 musica | 17:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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Shadow Theater (TigranHamasyan)を聴いて

“The Poet” これはわりと中東チックで濃い。中盤からの盛り上がりと終わり方が好き。

Me gustó la música de Tigra Hamasyan, pianista armeniano. Aunque toca el piano jazz, pero su música tiene diversos tipos mezclados, por ejemplo musica tradicional de europa oriental, del medio oriente, Rock, Opera, etc. Me impresionó mucho.

アルメニアのジャズピアニスト、Tigran Hamasyanについて、先月ピアノソロアルバム2枚の感想を書きました。
今回はピアノソロではなく、バンド編成、複数のヴォーカルも入っているアルバム「Shadow Theater」についてです。
ピアノソロについてもそうだったのですが、これもいろいろな要素が複雑に絡んでいてエキゾチックで、過去ログで言ったような「さみし優しい」部分があるのは、他のアルバムと共通するところです。
「これイメージが近いグループを挙げるとすると?」というと、私の知っている中ではパット・メセニーグループなんだけど、パット・メセニーがアメリカ的、大陸的だとしたら、このアルバムは同じく大陸的でも旧大陸、東欧、中東の要素がうまーくミックスされてると思います。ジャズなのにね。

音はピアノソロより重厚で、ギター、女性ボーカルやストリングスも入ってきます。ときにロックっぽくなったり、思い切りジャズになったり。かなり実験的なアプローチをしていると思いました。このメンバーで生ライブだったら、すごいだろうな。すごく感動すると思う。久々に、「来日するならライブに行きたい」という衝動が生まれました。今誰も行けないけど。そして、このアルバムは2013年発表だったので、このメンバーではもう来ないかもしれないけど。
でも、そういう「衝動にかられる」くらいの音楽との出会いは、わたしの場合、せいぜい10年に一度くらいで、なかなか巡り合わないです。
対して、前に書いたピアノソロアルバムの方は、音が個人の感情の奥の部分に働きかけてきて、ずっと記憶に残るタイプです。こっちでもいいから、いずれライブに来て欲しいな。絶対行きたい。

個別に好きだったのは
・Erishta これがパット・メセニーに一番近いかな。オペラとロックも混ぜた感じで挑戦的。
・Lamento 悲しみの中で見るきれいな雨上がりの水滴、または祈りみたいなイメージ。癒されます。
・The year is gone フレーズが不思議と脳内でずっと繰り返されます。

“Erishta” 生で聴いてみたい。絶対感動する。

| 音楽 musica | 14:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「For Gyumri」を聴いて

“満開のコブシ” モノクロにしてみました
2020春、コブシmono

前ログの続きです。
前回、Tigran Hamasyanのアルバム「An Ancient observer」について感想を書きました。
今回は、ミニアルバム「For Gyumri」について。

5曲、25分くらいしかないアルバムですが、はじめに「絶対買おう」と思ったのは、このアルバムでした。
少ない曲数でも、ひとつひとつがなんとも言えず、すばらしかったです。
これもピアノソロで、効果として本人の声または他人のコーラスが入っているところは、「An Ancient observer」と共通します。
アルバムの流れの世界感でいえば、「An Ancient observer」のほうがスケールが大きくてよいと思うのですが、「For Gyumri」は、自分の内面を見つめるような、深さとメランコリックな郷愁、さみしさ、というか、そういうものがありますね。聴きながら、幼年時代の風景とか、とにかく、「もう失ってしまったもの」のイメージがわいてきます。

そしたら、本人インタビューをweb上で見かけると、やっぱり、本人にとっても、そういうイメージだったみたいですね。
Gyumriは、幼年時代を過ごした生まれ故郷で、今はもう、街にそのころの面影はあまりなくなっているのだそうです。
まさしく、もう頭の中だけになってしまったものを奏でていて、それが、聴いている者にほんとうに「自分のこと」として変換され、自分の感性の中に入ってくるのは、面白いです。


5曲、どれもいいんですが、説明すると
1 Aragatz
  おそらく、アルメニアのアラガツ山のことだと思う。
  男性コーラスが効果的。寂しくて優しい、といってもわからないかも
  だけど、わたしならこれをウイスキーかブランデーのCMに起用したい。
  「○○○、15年。」とか言ってみたい。

2 Rays of Light
  ふわっとしたピアノが、キラキラする陽光のようなイメージ。
  雲間から漏れる太陽の光は、水面に反射して、過去の風景を
  一瞬よみがらせる。
  そういうイメージで、ぜひ、ショートムービーを作ってみたい。
  おそらく流れる雲、太陽の光、揺れる麦穂、佇む人をモノトーンで
  スロー気味に撮れば、この曲がいい作品にしてくれると思う。
  音楽が意味付けをしてくれる。そのくらい、大きな力を持っている。

3 The American
  演奏の途中で口笛がいい感じで入ってきて、これは風来坊、ボヘミアンな
  人物が風のように登場したのかもしれない。それが、街にやってきた
  The Americanなのか。きっと魅力的な人物だね。

5 クラシックっぽい。ストラビンスキーとかの。でも、流れを変える時、
  気づけばジャズのコードで変わっていく。いい曲。

それにしても、つくづく、自分は「さみしくてやさしい。時々激しい」っていう音楽に弱いなぁ、と思います。


Rays of Light
わたしの腕でもショートムービーが作れるんじゃないかという
錯覚を覚えるほど、この曲の持つイメージは雄弁だと思う。

| 音楽 musica | 00:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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