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「この世界の-さらにいくつもの-片隅に」を見て

“満員御礼だった” 八丁座、昼頃のサロン。
この世界のさらに20200103
Fui a ver la película “En este ríncon del mundo“ versión perfecta. Hace 3años desde que 1r versión se estrenó. Aunque fue muy buena, había quitado unos episodios con una mujer importante para la protagonista. Ahora la historia se ha renacido por dandolos. Siento que esta obra salió acercada del original, y más profunda.


「この世界の-さらにいくつもの-片隅に」に、やっと行ってきました。
昼頃には、ごらんの写真のようなことに。ネットで席をとっておいてよかったです。
自分たちも含め、客層は、やっぱり中高年が多かったかな。
…というか、3年前の完成作品にくらべ、リンさんのエピソードが色濃く追加された、完全版とでもいうべき作品になった今回の映画は、もっと大人向きになっているんですよね。もっと、心のひだが複雑に描かれていて、「自分の居場所」に悩む主人公が深まったというか、立体的になったというか。
起こる事象、結末は知っているけど、それでも、涙が止まらないですね。
2時間40分以上の尺は、重厚な感じで、よくアニメでここまで作ったなぁ、と思うのですが、見ている分にはあっという間でした。

3年前の「この世界の片隅に」がきっかけで、その後、友人の同人誌に、自分の母の少女時代の回想漫画を描くことになったわたしとしては、どうしても「晴美さん」と自分の母を重ねてしまうところがあります。
母が晴美さんだったら、私は生まれてない。
晴美さんが母だったら、それなりにがんばって、家族を築くお母さん、お祖母さんになっていたのだろうかと。

このお話は、「あの人は、もう一人のわたしだったかもしれない」が、いろいろ考えられるので、上記のような、個人的な置き換えも、そんなに間違った見方でもないなと思いました。

平和のことを考える時、自分を相手に置き換えて考えられるかどうかというのは大切なことですよね。
直接的な戦争の残酷さも描いているけれど、見終わった時に、独特のあたたかさがあるのは、置き換える対比や優しさを色濃く描くことによって、考えさせてくれるからなのかなぁと思いました。
これまで応援してきてよかった映画でした。ほんとに、よかったです。

| 映画 peliculas | 23:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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NHK地上波「この世界の片隅に」〜自分の居場所について

“12月20日公開” 「さらにいくつもの」バージョンのカード
この世界の片隅にカード2019


昨晩、地上波で初めてアニメ映画「この世界の片隅に」が放映されて、久々に見ました。
映画館で見るよりも気軽に見ることができて、それでも音響はすごかった。後半からはツイッターものぞきながら、全国の視聴者がどんな感想を持っているかなども同時に知ることもできて、感慨深いものになりました。
テレビってやっぱりすごいですね。見る気なかった人でも、偶然これが目に飛び込んできて離れられなかったという方もいたようだったし、映画館に行けない方々が真剣に見てくれていたり。夜半すぎには20万ツイート超えてたみたい。
それにしても、見るたびに、気づかなかったことを気づかせてくれる、深い作品だなと思いました。

感想で、「居場所」に焦点を当てて感想を書いていた方がいました。すずさんが自分の居場所をみつけるまでのお話。それでわたしも「居場所」について考えたら、最近日本で起こったやるせない事件のいくつかを思い出してしまいました。社会に自分の居場所がない(と、思い込んでる)人が逆恨みして起こしたものだったよなあと。
映画では、置かれた境遇になんとか居場所を見つけようとする主人公。悪意のかたまりの焼夷弾。この話は、ふつうに生活している中に戦争が入ってくるお話だけど、今でも居場所がみつけられない人はたくさんいるし、居場所があったのに、ある日、理不尽に突然それを奪われることがある。
居場所が見つけられない状況に陥ったとして、他人を恨んで悪魔になるか、それとも引きこもるか。なんとかまた居場所をみつけるか。

なんとかまた居場所をみつけたいものですけど、その答えも、この作品の中にはある気がしています。
どん底にいるとき、なるべく「ちゃんと生活すること」じゃないですかね。
社会に呼ばれてなくても、ちゃんと起きて、食べて、掃除して、洗濯する。自分のために。
例えば、コンビニ飯をやめて、味噌汁を作って、よく味わってみる。「今日、なに作ろっかな」だけで、ずいぶん気が紛れます。掃除をして、「わ、なんかピカピカになった。」とか、そういう、どうでもいいような小さいルーティーン仕事の中になにか「感じる」ことが、実は大事で、こういうのが結局は自分を助けます。そういうことに前向きになれたら、こんどは気持ちの扉を開けておく。すぐにではなくとも、そのうちチャンスが訪れると思います。
逆に、生活の小さな喜びをないがしろにして大きなことをいきなり捕まえにいっても、うまくいかないと思うんですよね。

今回は、なんだかそういうことを頭に浮かべながら、この作品を見ていました。
この年末、いよいよ「この世界の さらにいくつもの 片隅に」が封切りになり、りんさんのエピソードがもっと濃くなって、また新たな感想を持つことになるかと思います。楽しみにしています。

| 映画 peliculas | 21:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「この世界の片隅に」物語の隣にいた母の感想

‘呉商店街’ 奥の山が灰ヶ峰
呉市街2015
En un barrio de tiendas de la ciudad de Kure

母が、この映画を見てきたというので、忘備録として、ここに記しておこうと思います。
封切り初日に見たわたしは、
「この時代、この場所にいた人がこれを見たらどう思うんだろう」
と思いました。
それで、映画館のタイムスケジュールを同封した手紙を母に送ってみました。本当は、一緒に行ったほうがいいとは思ったけど、今、実家に帰っている暇はないのです…。そして、テーマがテーマなだけに、行きたいと思うかなぁ…辛かったことをリアルに思い出すかもという心配もあり、行きたくなければ放っておくだろうから、それもまあ仕方ないかと思って、ダメもとで送ってみました。

先日の夜、「もう行ってきたよ」という電話がありました。
さっそく、感想を聞いてみました。
開口一番、
「うん。あれでいいんじゃない?よかったよ。」
と、のたまいました。
この原作も映画も、とても時間をかけて製作され、映画はさらに実現するためにクラウドファンディングで資金も募り、ここまで来たことが奇跡みたいなことなんだと、一応知っていたわたしは、このあっさりすぎる感想に、ズルッと拍子抜けをしてしまいました。
「あれでいいんじゃない?とは何という…まるで、学校に提出する夏休みの工作を見た親のコメントのような…」
と、汗が出ました。
が、整然とした言葉で表現するのが得意な人じゃないし、だいたい、この映画の感想をひとくちで言うのは、誰しもがむずかしいし…
と思い直し、徐々に質問しながら、引き出してみることにしました。

母は、
「わたしは小さかったから、戦争を知っているといったって、ほんの一部でしかないよ」
と前置きをして、
「(映画は)絵がきれいに作ってあった。きれいにまとめてあった。」
「アニメでよかった。実写だったら、顔を汚し、衣服も汚く破ってボロボロにしてリアリティを出すだろうが、そういうのはあまり見たくない。若い人だって見たいとは思わないんじゃないか。アニメだと、そこらへんはあまり描いてないからよかった。」
この言葉から考えると、さきほどの「あれでいい」というのは、〔今現在、戦争のことを若い年代に考えてもらうためには、この表現でよいと思う。〕という意味ではないかと思われます。これって、すなわち、きれいな(つまり惨さを抑えた)ソフトタッチの表現を、ウソ臭くは思わなかったということですよね。それは、逆に言えば、そこでないところの描写が、とてもリアルだったからではないでしょうか。

わたしが、「けっこう、ほっこりした気分で終わったでしょ?」と言うと
「うん。それもよかったよ。」
と答えました。(誘導尋問だったかしら。^ ^; )

登場人物については、周作の姉、径子が印象に残ったようでした。
「あの時代はね、出戻りの人も多かったよね。嫁に行って、夫が出征で死んだら、生活も苦しいし、嫁はもう要らんて家もよくあった。跡取りがいれば、もうね。」
おそらく、このコメントの裏には、母の亡くなった姉のことがあるのかなと思いました。出戻ったわけではなかったですが、夫の出征後、婚家先で病気になったとき、そこでの対応が十分でなく、祖母(母の母)が、ずいぶん怒っていたのを、子どもなりに感じていたという話を、以前聞いたことがあります。そのお姉さんは、その後、この映画でも登場する呉空襲で亡くなるのですが、母は幼かったので、年の離れた姉の死を、実感を持って捉えてなかったかもしれません。そのせいか、この話は、けっこうしてくれます。今回も、死んだ姉を捜した話の一部始終をひととおりしてくれました。(もう、ここらへんは、毎回お決まりコースのように同じことを語る。)

原爆の日のことについては?
「ほんとに、(映画の)あのとおりよ。ひかって、なんじゃろう?って言ってからしばらくしてドッカーンて音が来て。」(遠くから見てた)
「でも、そのときはもう、おばあちゃんちに身を寄せとって、そこから見た。呉空襲後、しばらくは惨めな思いをしたけど、そのときはもうちゃんと帰るべき家があったので、まあ、自分はまだマシだったね。空襲で、ほんとにどこにも行く所がない人も、いっぱいいたからね。」

ひもじさについて
「大人はひもじかったと思うけど、自分は小さかったので、あまりひもじい思いはしていない(親が食べ物を優先してくれたり、子どもだと少量で満足するため)。ただ、おいしいと思うものが、ぜんぜんなかっただけ。」
これも、芋とワチ(ままかり)を食べ飽きたことは、以前語ってましたっけ。

戦艦大和については
「大和は、(もう)ええわ。わたしは、大和ミュージアムに行くつもりはないんよ。あんなにスゴイとか言って、あんなに死んで、何なん。(どっこもスゴうないわ。)」
わたしは、大和ミュージアムに以前行って展示物を見た時、大和のすごさよりも、当時の兵士の手記とか、人間が使い捨てのように使われた兵器のほうに感情を揺さぶられた記憶があるので、
「うーん、ミュージアム、大和のすごさだけじゃないんだけどなぁ…」
と思いましたが、当時の空気を知る人に意見するほどの自信はなかったです。(…それに、私自身も、呉市が海軍とか大和のことばかりクローズアップされるのは、ちょっとモヤモヤすることもあって、できれば、未来は他の文化的なことを育てて有名になれたらいいのにとか思っている)
というわけで、「そっかぁ。」とだけ答えておきました。

今、思い出せるのはこれくらいかな。今度、母と会って話すことがあれば、もしかしたらもう少し話が広がるかもしれないし、広がらないかもしれません。今後興味深い感想などが出てくれば、また書き記そうと思います。



| 映画 peliculas | 23:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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映画「この世界の片隅に」を見てきました。

‘予告編’



初日、夜の回に行ってきました。
わたしは、母がこの物語の舞台に重なる少女時代を過ごしたこともあって(過去ログはこちら)、この原作の漫画を宝物のように思っているので、映画を通して初めてこの物語にふれる人に対して感想を言い出すと、そういうことを加味して言ってしまいそうで、つまり熱が空回りしそうで、どう言ったらいいかわかりません。

でも、ほんとにすばらしいアニメ映画。
戦争を描いた作品だけど、やっぱり心があったまる。
自分の居場所を探しながら生きることは、普遍的なテーマというか、現代に生きるわたしたちにも身近に思えるテーマだと思います。ふだんの生活の中で自分を許してくれている(つまり、ここにいていいよ、ここにいてね、と思ってくれている)人たちのやさしさとふれあいと日々の生活の描写に、ほっこりします。
(だからこそ、その居場所を奪う戦争が許せないんですよね…遠いおとぎ話じゃなくて、よりリアルな怖さとして伝わってきます)
映画に新たに加えられたエピソードもあったけど、それも原作を壊すことなく、うまく2時間ちょっとの中に収められていました。
のんさんの広島弁は、ほぼ完璧!正直ここまでとは思っていませんでした。
また、コトリンゴさんのふんわりした音楽(ピアノがすごくて、クラシックをよく勉強してたんだろうと感じられる)も、全編によくマッチしていました。

終わるころには、すすり泣きがずいぶん聞こえてきたけれど、単純に悲しい涙とはちがうと思う。
たぶん、再度見たら、またちがう発見もあるんだろうな。
わたしのまわりは、このお話を知っている人が多いので、だれか、原作を読んだことがなく、また、呉や広島にも無縁の方の感想をぜひ聞いてみたいなと思います。


‘パンフレットと「この世界の片隅に」封切記念の日本酒’
この世界の片隅にパンフと酒
El folleto y una botella de sake conmemorativo

酒は、千福。すずさんの住んでた長ノ木方面にある酒造会社「三宅本店」の銘柄です。コラボしたんですね。試飲してみたら、おいしかったです。

| 映画 peliculas | 17:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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アナ雪 "Let it go"に思う

映画「アナと雪の女王」を見に行きました。
"Let it go"のミュージッククリップは、日本語版と字幕版(英語版)が、YouTubeで8ケタ!の試聴数で巡ってますね。わたしもSNSなどでそれを垣間見、映画に行ったクチでございます。
映画は日本語訳版もとても評判がいいので、字幕版とどちらを見ようかと少し悩みましたが、これまでどおり、音を含めてオリジナルの雰囲気を見たかったので、字幕版を見ました。

やっぱりよくできてるなぁ。この映画の制作に何年かけたんだろうと思いました。とにかく音楽がすばらしかったです。キャラのビジュアル自体はそこまで好みじゃないのですが、動くととてもかわいくなりますね。

友達も言ってたのですが、やっぱり、エルサの独白部分の“Let it go"のところが印象に残ります。なぜ、ここの部分に感動を覚えるのか、人それぞれにあると思うのですが、わたしが思ったのは、
「やっぱり覚悟を決めた人ってのは美しいな」
でした。
なりゆきで皆にバレてしまった自分の負い目ですが、もう隠さずに受け入れて、それによって起こるかもしれないリスクを負う決心がついたところ。
最近、「覚悟」というものについてちょっと考えてるので、そう思ったのでした。窮地においてキレたり愚痴ったりする人より、「なるようになる」って言ってる人のほうが、一見無責任なように見えてゆるく覚悟ができてることとか、そういうこと。
逆境の中で「自分で決めてそのリスクを負う」ってことは、なかなか難しいけど、大切なことなんだなと思います。

今回はディズニーがミュージッククリップで曲を公開してくれているので、英語、日本語とも、「原語はこうなのか、日本語はこう訳したのか」とか、興味深く見ることができます。残念ながらスペイン語は、YouTubeでは公式のミュージッククリップを見かけることがなく、一般のだれかが画像を編集したようなものしか見当たらなかったのですが、まあそれでも歌詞に興味あればおもしろそうなので、ちょっと覗いてみました。
ラテンアメリカ版のと、スペインのスペイン語、あとカタルーニャ語のがあるようですが、それらの中ではGiselaの声がいちばんよかったかな。わたしの好みですけど。

‘スペイン語版 by Gisela’

| 映画 peliculas | 23:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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