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呉空襲と幼い母の話1(きっかけ)

‘呉の世界の片隅に’
呉の世界の片隅に2017
Mi amiga organizó y editó un libro dedicado a Fumiyo Kono, la autora de “En este rincón del mundo“. Como nosotros somos graduados de misma univesidad, nosotros los compañeros escribimos y dibujamos sus recuerdos con ella, impresiones de los libros de ella, además escribimos las historias de sus padres en la temporada de la 2a guerra mundial (es que el tema de la historia de “En este rincón del mundo“ es una vida en la guerra). Yo también participé en este proyecto y escribí y dibujé sobre la historia de la infancia de mi madre.


この夏、大学時代からの友人Mさんが取り仕切って同人誌を出しました。「呉の世界の片隅に」です。
「この世界の片隅に」のこうの史代氏をオマージュした作品を、氏が在籍した大学のサークル(イラスト/まんがサークル)のOBに募ったのです。わたしも当時そこに在籍していた縁で、少しだけですが寄稿させていただきました。
はじめ、彼女との思い出話といっても、作品にして他人に語るほどのことでもない気がするし、あの名作のパロディーなんて描けないので、作品を出そうとは思いませんでした。しかし、Mさんのところにいろいろな作品が集まってきてみたら、意外と、寄稿者の父母の世代と戦争との関わりの話が複数あり、Mさんは、「それならSueにも描いてもらいたい」と思ったそうです。以前、わたしが友人達にした呉空襲の時の母の話を覚えていてくれたのでした。
「だって、あのときお母さんが逃げていなかったら、あなたは生まれてなかったんだよ?」
と、友だちからはっきり言われるって、すごいことですね。自分がぼんやりそう思っていたのとはまたちがって、もっと説得力が増すというか、なんだか胸が熱くなるものがあったので、もらった2ページで、母の経験を絵と文で描かせてもらうことにしました。「この世界の片隅に」の原作と映画がきっかけで、何度か母に呉空襲の話をしてもらったことがあったので、その話なら書けるかなと思いました。

しかし…

子どものときから、たまには聞いていた話のことだったし、さきほども言ったように、「この世界の片隅に」がきっかけで、さらに話を聞いて理解が深まった…つもりではあったけれど、母がくりかえし語るのは、断片的な、いつも同じ部分。彼女は物書きでも教授でもないから、最初から時系列にまとめて話してくれるわけじゃないし、そのとりとめのない話に、こちらからどんどん質問して引き出さないと明るみにならないことが多かったです。そして一旦知ったようなつもりになっても、後から「あれ?じゃあこっちが先のできごとなのか?他の家族はどうしてたの?」だの「どこの場所のことなの?」だの、こまかな部分が抜けていることに後から気づくんですよね。しみじみ、自分は、これまでちゃんとは聞いてなかったんだなぁと思いました。

さらに、呉市は戦後、住所表記が変更されたり、当時の建物が建て変わったりして、母の言う「三和銀行」「シネマ」「本通○丁目」などが、今の地図ではわからない。わたしたちは離れて暮らしているため、本当に確認しようと思ったら、もっと時間が必要でした。でも、締め切り間近になって原稿を書くことを決めたため、電話でしつこく話して確かめることくらいしかできませんでした。そんないきさつで、その時点で自分の頭の中を整理したことから作品を描きました。
電話で地理的なことを確認していたとき、母が「今度、生家があったとこあたりに行ってみる?」と言い、わたしも「うん」と言いましたが、心の中では、ああもっと早くそうしていれば…原稿書くにはもう間に合わない…と思いました。
それでも、いざ描いてみたら、2ページでは足りないくらいでした。自分が見ていない時代の話を、聞いただけで描くのはむずかしく、結局、絵より文字の多い作品になりましたが、最小限必要なことは書けたと思います。(あとで、細かな間違いはいくつか見つかるのですが)


その後、同人誌はMさんの手によって無事に夏のコミケに出され、とらの穴でも販売され、また、先輩のおかげでコミティアでも販売されたとのことです。わたしも全部読んでみました。なつかしい面々のなつかしい絵や筆跡にお目にかかることはもちろんうれしい驚きでしたが、初めて読む人にとっても、ちょっとびっくりするような情報があったりで、けっこう濃い内容だと思いました。

友人や知人から、わたしの作品にもそれなりに感想もいただいて、うれしかったです。その後、母に見せたら、大変うれしそうでした。戦争の記憶は決してうれしいものじゃないと思いますが、自分の人生の一コマを取り上げてもらったのが、うれしかったんじゃないでしょうか。「空襲を覚えてた姉が生きていたら、これを見せて、昔語りがしたかったな。」と言っていました。

友人が思い出して勧めてくれなかったら、わたしも描いていないので、こんな親孝行ができたのは、こうの史代さんと、この同人誌を出してくれた友人のおかげですね。


さて、この話、これで終わりません。
この9月のお彼岸に、母と墓参りをしたときの話に続きます。墓参り後、母の生家のあった場所に行くことができました。そこで、もっといろいろ見えてきたことがあったので、また後日、書きます。




| 日記・つぶやき diario | 22:52 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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次のお話・・待ってます。

| IKO | 2017/11/09 09:42 | URL | ≫ EDIT















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